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大人の学び直し英語【60】

気をつけるべき疑問文3 前置詞

間違えやすい疑問文の3回目です。今回は、動詞の後に前置詞が必要な場合について見ていきましょう。

「どんな~」と聞くときのlike

前回、What is he like?という文が出てきました。

これで「彼はどんな人ですか」という意味になります。そしてlikeはこの場合、「~のような」という意味の前置詞です。

平叙文では前置詞の後に名詞か名詞的なもの(動名詞や名詞節)が来ますね。疑問文でその名詞か名詞的なものが疑問代名詞になって前に出ると、文末に前置詞だけが残ることになります。

 

疑問代名詞と前置詞

疑問代名詞とは、whatwhich, who, whomなど、名詞の代わりをする疑問詞です。whoとwhomの違いは、本来whoは主格でwhomは目的格ということですが、近年whoがwhomを代用することが多くなり、whoが主格にも目的格にも使われるようになってきました。

さて、「ルーシーとサリーは何を見たの?」と聞くなら、

What did Lucy and Sally watch?

でいいですね。
返事は

They watched World Athletics.
意味:世界陸上を見た。
They watched their favorite movie.
意味:大好きな映画を観た。

などいろいろありえます。

では、「ルーシーとサリーは何を話したの?」だとどうなるでしょうか。

まず平叙文で考えてみましょう。
「ルーシーとサリーは両親のことを話した」なら

Lucy and Sally talked about their parents.

となります。「~のことを話す」「~について話す」と言いたいとき、talkの後にはaboutが必要です。ですから、「何について話していたの?」ならtheir parentsの部分がwhatとなって文頭に移動し、

What did Lucy and Sally talk about?

となります。

他動詞watchは後に直接名詞を取り、前置詞を必要としませんが、自動詞talkは後に名詞を続けたければ前置詞を必要とします。その前置詞は、名詞が疑問代名詞となって文頭に出た場合、文末に残すのが普通です。

 

前置詞を必要とする形容詞

前置詞を必要とするのは動詞だけではありません。形容詞が決まった前置詞を必要とする場合もあります。

Lucy is interested in psychology.
意味:ルーシーは心理学に関心を持っている。

「何に関心を持っていますか」という疑問文にしたければ

What is Lucy interested in?

 

 「どこ」「いつ」とたずねる疑問副詞

時や場所をたずねるとき、whenやwhereは疑問詞の中に前置詞が含まれていると考え、わざわざ前置詞を付けることはしません。ちなみに、whenやwhereなどの疑問詞は疑問副詞と呼ばれます。副詞に前置詞を付けることはありませんから、当たり前といえば当たり前です。

Lucy left home at ten o’clock.
意味:ルーシーは10時に家を出た。
When did Lucy leave home?
意味:ルーシーはいつ家を出ましたか。

 

練習問題

日本語と同じ意味にするために、( )の中に前置詞が必要ならその前置詞を入れてください。

1 ルーシーは誰と話したの?
Who did Lucy talked ( )?

2 ルーシーはどこでシャンパンを飲んだの?
Where did Lucy drink champagne?

3 あなたの町はなにで有名なの?
What is your town famous ( )?

4 あなたは誰に連絡したのですか?
Who did you contact ( )?

5 どのコートを試着なさりたいですか?
Which coat would you like to try on?

6 誰と鉢合わせしたの?
Who did you bump ( )?

7 ルーシーは誰とうまくいかないのですか?
Who doesn’t Lucy get along ( )?

8 あなたは誰にその自転車を借りたのですか?
Who did you borrow the bike ( )?

9 あなたは誰に辞書を貸したのですか?
Who did you lend the dictionary ( )?

10 店長は誰を解雇したいのですか?
Who does the shop manager want to lay ( )?

11 あなたのお父さんは誰に厳しいのですか?
Who is your father strict ( )?

 

解答・解説・和訳

with

-talk with~:~と話す

-talk about~:~について話す

-talk to~:~に話しかける

この疑問文への返答はShe talked with Marcy.(マーシーと話した)などとなる。

 

2 前置詞必要なし

Whereに前置詞が含まれていると考えるとよい。

この疑問文への返答はShe drank it in a French restaurant.(フランス料理レストランで飲んだ)などとなる。

 

for

-famous for~:~で有名

この疑問文への返事はIt’s famous for the museum of hot spring. (温泉博物館で有名です)などとなる。

 

4 前置詞必要なし

-contactは他動詞として使われ、後に直接名詞を取るので前置詞不要。

この疑問文への返答は I contacted Lucy

-contactには

-この場合のwhoは目的格で、かつてはwhomを使ったところ。

 

on

-try onで「試着する」

この疑問文への返事はI’d like to try on the grey one.

(グレーのを試着したいです)などとなる。

 

into

-bump into~で「~と鉢合わせする」「~に偶然会う」

この疑問文への返答はI bumped into Charlie’s mother.(チャーリーのお母さんに偶然会った)などとなる。

 

with

-get along with~で「~とうまくいく」

この疑問文への返答はShe doesn’t get along with the director of Human Resources. (人事部の部長とうまくいかないのです)などとなる。

 

from

この疑問文への返答はI borrowed it from Charlie.(チャーリーに借りた)などとなる。

to

この疑問文への返答は I lent it to Lucy.(ルーシーに貸した)などとなる。

 

10 off

-lay offで「解雇する」

この熟語はその他に、(タバコやアルコールを)「やめる」という意味でも使える。

この疑問文への返答はHe wants to lay off no one. (誰も解雇したくない)などとなる。

 

11 with

-strict withで「~に厳しい」

この疑問文への返答はHe is strict with his son.(息子に厳しい)などとなる。

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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