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大人の学び直し英語【12】

文構造 名詞を修飾するもの 2

英文の骨組みは主語、動詞、目的語、補語でできています。骨組みに肉付けをしたり飾ったりする修飾語にもいろいろあります。前回は、主語や目的語、補語として使われる名詞を修飾するものとして、形容詞と分詞を見ました。今回は、to不定詞が名詞を修飾する場合を見てみましょう。

不定詞が名詞を修飾するとき

She has many nice dresses.
意味:彼女は素敵なドレスをたくさん持っている。 

ここでは、niceという形容詞がdressを修飾しています。
さらにto不定詞を加えてdressをより詳しく説明すると、次のようになります。 

She has many nice dresses to wear for parties.
意味:彼女はパーティーに着るための素敵なドレスをたくさん持っている。 

She has many nice dresses to sell.
意味:彼女は売るための素敵なドレスをたくさん持っている。 

She has many nice dresses to give to charity.
意味:彼女は慈善団体に寄付できる素敵なドレスをたくさん持っている。 

to不定詞が名詞を修飾するときは、名詞の後ろに置くのが普通です。

something, anything, nothing, someone, anyone, no one などの代名詞に不定詞を付けるのも同じです。

He had someone to talk to at the time.
意味:彼は当時話す相手がいた。 

to不定詞の中でも、名詞を修飾するのは「to不定詞の形容詞的用法」というやつですね。

 

意味の切れ目を間違えると意味が取れなくなる

先ほどの例文で、talkの後にto atと前置詞がふたつ続いているのが気になるかもしれません。これは切って考えてください。

talkは自動詞なので、後に名詞を続けるには必ず前置詞が必要です。

talk to:~に話しかける
talk with:~と話す
talk about:~について話す 

「彼は誰かに話しかける」と言いたい時は

He talks to someone.

先ほどの例文の場合は、「彼には誰かがいた。」
He had someone.
という文にどんな「誰か」なのかを説明するためにto talk toが加わっています。
He had someone to talk to.
直訳すれば「話すべき誰か」となりますね。
さらに、当時at the timeが続いています。
at the timeもひと固まりとして捉えましょう。

切るところを間違えたばかりに意味を取り違えるというケースはとても多いです。それを防ぐためにも、文の構造を捉えることが重要だというわけです。

 

名詞を修飾する分詞とto不定詞の違い

まず位置として、to不定詞は必ず修飾する名詞の後に来ます。
分詞は一語なら名詞の前に来ることも多いです。 

There was a sleeping cat.
意味:眠っている猫がいた。

分詞も後に他の語が続くときは修飾する名詞の後ろに来ますが、基本的な意味合いが違います。

 I saw a cat eating a sandwich.
意味:魚を食べている猫がいた。 

 I have a cat to feed.
feed: ~を養う、~に餌をやる
意味:私は餌をやるべき猫がいる。
to不定詞が名詞を修飾するときは、「~するべき」、「~するための」、「~できる」という意味になります。

 

不定詞が時間や空間を修飾するとき

Now is a good time to buy a house.
意味:今は家を買うためのいい時です。=今は家を買うにはいい時です。 

buyの対象は家でtimeを買うわけではありません。
to不定詞は空間を修飾することもできます。

It was a terrible place to live.
意味:それは住むためにはひどい場所だった。

 

練習問題

1. She had five children (a. to take b. taken c. taking) care of.   

2. You don’t have to bring anything. We have a lot of food (a. to eat b. eaten c. eating) for everyone.

3. There are few students (a. to study b. studied c. studying) in the library.

4. Do you have any (a. to use b. used c. using) kimono?

5. Many people (a. to live b. lived c. living) in this town complain about the noise of the traffic.

6. These are the packages (a. to send b. sent c. sending) this morning.

7. I don’t have time (a. to waste b. wasted c. wasting).

8. The artist had a good house (a. to live b. lived c. living) in but he never slept there.

9. Charlie is looking for a book (a. to write b. written c. writing) in plain English for his Japanese pen friend.

10. Is there any place (a. to change b. changed c. changing) a baby’s diapers?

 

解答・解説・和訳

1.  a)to take
意味:彼女には世話をしなければならない子どもが5人いた。 

2. a)to eat
意味:何も持って来ることはないよ。みんな分の食べ物がたくさんあるから。 

3. c)studying
意味:今日は図書館で勉強している学生は少ししかいない。
解説:studyingが修飾しているstudentsはstudyingの意味上の主語。

4. b) used
意味:中古の着物がありますか?
解説:名詞の前なのでto不定詞はあり得ない。useしたのは人で、着物はuseされた側。

5. c) living
意味:この町に住んでいる人の多くが車の騒音について苦情を訴えている。
解説:livingが修飾しているpeopleはlivingの意味上の主語。 

6. a)to send
意味:これらは今日送る小包です。 

7. a)to waste
意味:私には無駄にできる時間はない。 

8. a)to live
意味:その芸術家は住むのに良い家を持っていたが、そこで寝たことはなかった。 

9. b)written
意味:チャーリーは日本のペンフレンドのために、平易な英語で書かれた本を探している。
解説:bookを書いたのは人で、bookは書かれた側。 

10. a)to change
意味:赤ちゃんのおむつを替えられる場所はありますか?

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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