毎日Eトレ!【1164】私が知っているのは自分が無知であるということだけだ

デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「私が知っているのは、自分が無知であるということだけだ」「恐怖は常に無知から生じる」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

I know nothing except the fact of my ignorance.

私が知っているのは、自分が無知であるということだけだ

 

"ignorance" を使った英語の名言

I know(私は知っている)+ nothing except ... (...以外は何も~ない)で、「私は...以外何も知らない」という意味のフレーズになります。I know nothing except this fact.なら「この事実以外は私は何も知らない(=私が知っているのはこの事実だけだ)」ということです。ほかにも、There is nothing I can do for you except listen.という文であれば「聞く以外に私にできることは何もない(=私にできることは聞くことだけだ)」という意味になり、これは悩みを抱えている人に対して声をかけるフレーズとしても使えます。factは「事実」、ignoranceは「無知、無学」という名詞です。つまりI know nothing except the fact of my ignorance. で「私は自分が無知であるという事実以外は何も知らない」=「私が知っているのは、自分が無知であるということだけだ」という意味。これは、古代ギリシアの哲学者Socrates(ソクラテス)の言葉です。ignoranceを使ったそのほかの有名な言葉に、Ignorance is bliss. があります。blissは「至福、この上ない喜び」という名詞で「無知は幸福だ」が直訳。つまり「知らぬが仏」ということわざです。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

Fear always springs from ignorance.
恐怖は常に無知から生じる

▶アメリカの思想家、哲学者、作家、詩人であるRalph Waldo Emerson(ラルフ・ワルド・エマーソン)の言葉です。springと聞くと真っ先に季節の「春」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は「跳ねる」や「生じる」といった動詞の意味もあります。この文章では spring from ... 「~から生じる、~に起因する」というイディオムとして使われています。誰しも知らないことに対する恐れ・不安(fear)を抱くもの。でも裏を返せば、知識を身につけたり、学習することでそういった恐怖心は拭い去ることができる。そんなことを教えてくれる名言です。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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