毎日Eトレ!【1229】三人寄れば文殊の知恵

デイビッド・セイン先生が教える
親子でチャレンジ!英語のことわざ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「三人寄れば文殊の知恵」と似たような内容を表す英語のことわざです。さっそく読んで活用しましょう。

Two (  ) are better than one.

A: gods

B: heads
C: leaves

 

空欄の穴埋めをしよう

「三人寄れば文殊の知恵」と似たような内容を表す英語のことわざです。直訳すると「ひとつよりふたつの頭のほうがよい」となりますので、空欄に入るのは B の heads です。「頭」は知恵を象徴しており、ひとりで思い悩むよりもふたりで考えたほうが良い解決策が生まれる、と伝える格言です。head は体の上部にあることから、その集団のトップを表す言葉としても使われ、head of the sales department なら「営業部長」です。この単語のちょっと変わったところは、牛など家畜の頭数を言うとき、forty head of cattle (40頭の牛) のように複数形でも heads にならない点です。ところで、日本のことわざの「三人寄れば…」のように、英語にもふたりではなく3人が集まった状態を指すことわざはあるのでしょうか。Two is company, but three is a crowd. というものがあるのですが、ここでの company は「会社」ではなく「仲間」を表し、crowd は「群衆」の意味です。これは「ふたりでは友人、3人では烏合の衆」、つまりふたりでいればよい連れだが3人になると仲間割れする、という内容です。どうやら英語圏では、3人集まって「文殊の知恵」とはならないようですね。

【意味を確認】
ひとりよりふたりの頭脳。
A: 神
B: 頭
C: 葉

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

Four eyes are better than two.

▶上で紹介した Two heads are better than one. の別バージョンのような格言です。この場合の「目」は判断する力を象徴しています。eye は「見解」というニュアンスで使われることもある単語で、たとえば to my eyes ですと、in my opinion と同じく「私の意見では」の意味になります。また、have eyes in the back of one's head (周りの状況を判断する力がある、知るはずのないことまで見通している) というイディオムもあります。さらに別のバージョンとして、Two eyes can see more than one. (ひとつよりふたつの目のほうがよく見える) という格言も知られています。この場合の「見える」とは、もちろん単に視覚的なことではなく、物事がわかるという意味を含みますので、これも「三人寄れば文殊の知恵」に近いフレーズです。

【意味を確認】
ふたつより4つの目のほうがよい。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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