毎日Eトレ!【1312】警戒と切迫

デイビッド・セイン先生が教える
海外の時事英語

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は海外の時事英語フレーズ「今日の警戒と切迫は、明日の攻撃を防止または軽減できる」です。さっそく読んで活用しましょう。

Your vigilance and urgency today can prevent or mitigate attacks tomorrow.

今日の警戒と切迫は、明日の攻撃を防止または軽減できる。

 

今日の警戒と切迫は―

アメリカ政府が民間企業に対してサイバー攻撃 (cyberattack) への備えを呼びかけた際、上記の表現を使いました。格言のような言い回しで、印象に残りやすいメッセージとなっています。vigilance and urgency は「警戒と切迫」という意味です。vigilance は、形容詞の vigilant の形でよく用いられ、be vigilant against「〜に備えて絶えず警戒している」のように、油断なく用心していることを表します。また、urgency は切迫感や差し迫った様子を表し、こちらも形容詞として an urgent call「緊急電話」や it is urgent that ...「〜することが急務だ」といった形でも多く使われます。なお、文の後半にある mitigate は、かたい表現ですが「軽減する、和らげる」という意味で、たとえサイバー攻撃を防げなかった場合でも被害が少なくなることを述べています。mitigate a hangover「二日酔いを和らげる」、mitigate traffic congestion「交通渋滞を緩和する」など、日常的な場面でも用います。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

It’s part of Russia’s playbook.
これはロシアの戦術の一部だ。

▶同じ呼びかけの中で、ロシアによるサイバー攻撃の可能性に触れたときの表現です。playbook とは、もともとアメフトの試合での作戦ノートですが、「戦略、戦術」も表します。be part of は「〜の一部だ、〜の一環である」という意味で、このように part の前に形容詞がないときは、冠詞の a を省略するのが自然な言い方です。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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