毎日Eトレ!【1307】逆境を乗り越える
デイビッド・セイン先生が教える
親子で楽しむ英会話 〜親子の愛情表現フレーズ〜

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は親子の愛情表現フレーズ「つらい年だったからこそ、より強く賢くなれるのよ」です。さっそく読んで活用しましょう。
注目記事
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A: I don’t feel like I learned as much as I did last year.
B: You had a tough year, so you’re stronger and smarter for it.
A: 去年よりも学べなかった気がするの。
B: つらい年だったからこそ、より強く賢くなれるのよ。
つらい年だったからこそ
長引くコロナ禍の影響で、学業の遅れを心配するお子さんもいます。親としてどのようにポジティブな言葉をかけてあげられるのでしょうか。上の会話中の feel like ... は「〜な気がする、〜のように感じられる」という気持ちを表す定番表現です。また、as much as I did last year で「去年(学習)したのと同じぐらい」の意味になるので、A の1文は「去年ほどには学習できた気がしない」という不安な思いを伝えています。それに対して B は、大変な経験をしたからこそたくましくなれることを述べています。末尾の for it は、for the tough year のことで、「つらい年だからこそ」と、逆境をバネにして成長するというニュアンスを込めることができます。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
A: I wasn’t able to learn as much this year. I hope I know enough for next year.
B: This year was a unique learning experience for you. I’m always here if you need me.
A: 今年はあまり学べなかったなあ。来年はたくさん学べるといいな。
B: 今年はユニークな学びの経験をしたね。必要なときはいつでも支えるからね。
▶英語の unique はカタカナの「ユニーク」とは若干違うところがあり、「絶好の、すばらしい」というポジティブな意味合いも持っています。たとえ大変な経験だったとしても、それを前向きに捉えることを可能とする言い方です。また、I’m always here は、この場合「いつでもそばにいる」ということですので、単純な一言ながら、逆境にある子どもを支える親の意思を表せます。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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