毎日Eトレ!【1163】泣きたい気分だよ

デイビッド・セイン先生が教える
ママと子どもの親子英会話フレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「お気に入りのヘアゴムが見つからないの。泣きたい気分だよ。」「お気に入りのヘアゴムをどこかでなくしちゃった。信じられない。」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

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A: I can't find my favorite hair tie. I feel like crying.
B: Oh no! That's too bad. Do you know where you lost it?

A:お気に入りのヘアゴムが見つからないの。泣きたい気分だよ。
B:あらまぁ! それは残念ね。どこでなくしたかわかる?

 

感想・感情を伝える表現④

fell like + 動詞のing形 で「~したい気分だ」「~したい気がする」という意味です。自分の気持ちを伝える口語表現としてよく会話で用いられます。cryは「泣く」という動詞なので、I feel like crying. で「私は泣きたい気分です」ということ。例えば、cry の代わりに eat(食べる)と入れて I feel like eating Italian food. とすれば、「イタリア料理を食べたい気分です」という意味になります。
お気に入りのヘアゴム(hair tie)をなくして悲しんでいる状態の子どもに、お母さんは Oh no! That's too bad. と声をかけます。Oh no! は「あらまぁ!」「あらら!」「何てことだ!」と驚きを表すフレーズ。That's too bad. は I'm sorry to hear that.(それは残念ですね、お気の毒に)をカジュアルにした言い回しで、良くない知らせなどを聞いた際に「それは残念だね」と同情の気持ちを表現できます。That's too bad. は、ぶっきらぼうに言うと冷たい印象を与える可能性もあるため、言い方や表情に注意して使いましょう!

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

A: I lost my favorite hair tie somewhere. I can’t believe it.
B: Oh, dear! I’m sure you’ll find it someday.
A:お気に入りのヘアゴムをどこかでなくしちゃった。信じられない。
B:あらまぁ! きっとそのうち見つかるよ。

▶I can’t believe it. は、何が起きているかわからない、なぜ起きたのか理解できないといった驚きの感情を表現するフレーズ。今回のシチュエーションではショックを受けた悲しみの気持ちが表れていますが、このフレーズは「信じられない(くらいうれしい)!」のように、喜びを表現する場合にも使えます。また、Oh, dear! も「おやまぁ!」「あらあら!」と驚きの気持ちを表す口語表現です。I’m sure you'll... は「あなたが~すると私は確信している」という意味。「あなたがいつかそれを見つけると私は確信している」→「きっとそのうちそれが見つかりますよ」といった励ましのニュアンスに。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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