毎日Eトレ!【1158】最も人を疲弊させるのは不誠実であることだ

デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「人生において最も人を疲弊させるのは不誠実であることだ」「自分自身に誠実であれ」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

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The most exhausting thing in life is being insincere.

人生において最も人を疲弊させるのは不誠実であることだ

 

「誠実さ」にまつわる英語の名言

アメリカの飛行家、文筆家である Anne Morrow Lindbergh(アン・モロー・リンドバーグ)の言葉です。他人の誠実ではない言葉や行動によって、無駄な時間を取られたり、心が傷ついたことは、仕事や人間関係において誰もが経験があるのではないでしょうか。そしてまた、自分自身の不誠実さが原因で他人を消耗させてしまう可能性もあることを、改めて気づかせてくれるフレーズです。
exhausting は「疲れさせる、消耗させる、疲弊させる」といった意味の形容詞。動詞 exhaust(使いつくす、疲弊させる)から派生した単語です。たとえば「本当にくたくたになる1日だったよ」は、I had a really exhausting day. のように言います。
insincere は「不誠実な、偽善的な」という意味で、sincere(誠実な、偽りのない)の反意語です。accurate(正確な)↔ inaccurate(不正確な)、effective(有効な)↔ ineffective(無効な)といった単語からもわかるように、接頭辞の in- には「否定・打ち消し」の意味もあることを覚えておきましょう。一般的には、insincere よりも sincere のほうが触れる機会は多いかもしれません。sincere を使った代表的な表現に、sincere apology(心からのお詫び)あります。Please accept my sincere apology.(心よりお詫び申し上げます)は謝罪の定番表現で、ビジネスシーンで非常によく用いられます。また、We would like to express our sincere gratitude to you for working with us.(我々と共に働いてくれたことに心から感謝申し上げます)のように、gratitude(感謝、感謝の気持ち)という単語を伴って使うことも多いです。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

To thine own self be true.
自分自身に誠実であれ

▶William Shakespeare(ウィリアム・シェークスピア)の戯曲『ハムレット』に出てくるセリフです。thine は古い英語で「汝の、そなたの」という意味。trueは「真実の」のほかに「誠実な、忠実な」という意味を持つ形容詞です。自分の気持ちに正直になることの大切さを教えてくれる言葉です。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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