毎日Eトレ!【1040】劇場には誰もいなかった。物音ひとつしなかった
デイビッド・セイン先生が教える
単語使い分けフレーズ
英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「劇場には誰もいなかった。物音ひとつしなかった」「カフェには2人の客しかいなかった。静かだった。」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。
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Nobody was in the theater. It was (silent / quiet).
劇場には誰もいなかった。物音ひとつしなかった。
quietとsilent、入るのはどっち?
今回の英単語使い分けクイズは「静かな」という意味を持つ形容詞、quietとsilentです。この文章にはどちらが入るでしょうか?
正解は…silentです。
この2つの単語は、静けさの音量のレベルが異なります。silentは、一切物音を発せず、完全に静かな状態を表します。例えば、He was silent, without saying a word, throughout the meeting. は「彼は会議中、一言も発することなく無言だった」という意味になります。
一方quietは、多少の物音はあれど、比較的静かな状態のときに使います。カフェで無音の状態は考えにくいでため、下の例文の場合は、人が少なくて静かだったというニュアンスです。quietを使ったイディオムにas quiet as a mouseがあります。「ネズミと同じくらい静かで」という直訳から「とても静かで、黙って」という意味で使われます。例えば、Everyone, be as quiet as a mouse.(みんな、静かにして)は学校で生徒に静かにするよう促すときによく使われる言い回しです。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
There were only two people in the cafe. It was (silent / quiet).
カフェには2人の客しかいなかった。静かだった。
▶この文章の正解はquietです。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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