毎日Eトレ!【766】ミスが立て続けに起こるなら、契約の全額は支払えません

デイビッド・セイン先生が教える
クレームのフレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「ミスが立て続けに起こるなら、契約の全額は支払えません」「これらのミスが発生し続ける場合、契約金額は支払いません。」「ミスが続けば、契約金額を支払う義務はありません。」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

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If these mistakes keep happening, we will not be able to pay the entire amount of the contract.

もしこのようなミスが立て続けに起こるなら、契約の全額をお支払いできません

 

条件を表すif節では「未来のことでも現在形で表す」と覚えよう

取引先の度重なるミスが発覚した場合は、言いづらくてもはっきりと意志を伝えることが大切です。まずはIf節を使って「もしこのようなミスが立て続けに起こるなら~」と条件を示します。このIf節は未来のことを想定していますが、「時や条件を表す副詞節では未来のことでも現在形で書く」という決まりがあるのでwill keepではなく現在形のkeepがきます。keep ...ingは「~し続ける」、happenは「起こる、生じる」、という意味ですね。keepはうしろに動名詞をとるため、keep to happenとはならないので注意しましょう。

後半部分は、「支払うことはできないでしょう」と未来・可能・否定を含んでいます。カンマのあとはそのまま未来形を使えるので「~でしょう(未来)」はwillでOKです。「~できない(可能・否定)」はcan notを使いたいところですが、willとcanは併用ができないため、代わりにnot be able toを用いて「~できない」を表しています。また、the entire amount of ...で「~の全額」という意味になります。

 

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

We will not pay the contracted amount if these mistakes continue to happen.
これらのミスが発生し続ける場合、契約金額は支払いません。

▶continue to...は「~し続ける」という意味です。

 

If mistakes persist, we are not obligated to pay the contracted amount.
ミスが続けば、契約金額を支払う義務はありません。

▶persistは「続く、持続する」、be obligated to ...「~する義務がある」という意味です。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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