毎日Eトレ!【1261】火災から避難する
デイビッド・セイン先生が教える
親子で楽しむ英会話
英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は防災のフレーズ「まずタオルで鼻や口をおおってね。煙は上にあがるから、姿勢を低くして安全な所に避難して」です。さっそく読んで活用しましょう。
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A: If there is a fire with a lot of smoke, how do I escape?
B: First, cover your nose and mouth with a towel. Smoke rises, so crouch down low and get to safety.
A: 火事で煙がたくさん出てきたら、どうやって逃げたらよいの?
B: まずタオルで鼻や口をおおってね。煙は上にあがるから、姿勢を低くして安全な所に避難して。
防災のフレーズ
火事から逃げる (escape) ときの説明を英語でしてみましょう。cover A with B の形で、たとえば cover your face with both hands (両手で顔をおおう) のように「BでAをおおう」の意味を言い表せます。Smoke rises, so ... で「煙というものは上昇するものなので…」という、煙の一般的な性質を理由として述べてから、crouch down low (身を低くかがめる) と、具体的にとるべき行動を伝えます。crouch は「かがむ、しゃがむ」という意味の動詞ですが、名詞として「かがんだ姿勢」を表すこともでき、in a crouch なら「身をかがめて、しゃがんで」です。最後の単語 safety には「安全」のほかにも「安全な場所」という意味がありますので、get to safety で「安全な場所に行く」ということを表せます。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
A: What do I do if there is ever a fire with a lot of smoke?
B: You should first cover your nose and mouth with a towel. Smoke rises in the air, so crawl under it and get to the nearest exit.
A: もし火事になって煙がたくさん出てきたら、どうすればよいの?
B: まずはタオルで鼻や口をおおうこと。煙は上の方にあがるので、下をはって近くの出口まで行って。
▶if節の中にある ever は「もし」を強調していて、「そういうことがあったら」という意味合いです。You should first 〜 with a towel の後に、「煙を吸い込まないように」という理由を付け足したい場合は、so that you don’t inhale smoke や to keep from inhaling the smoke と続けます。動詞 inhale は息や煙を「吸い込む」という意味で、inhale deeply なら「深呼吸する」。crawl は「はう」を表し、under it の "it" は smoke を指しますので、合わせて「煙の下をはう」の意味になります。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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