毎日Eトレ!【1219】かわいい子には旅をさせよ

デイビッド・セイン先生が教える
親子でチャレンジ!英語のことわざ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は英語のことわざを完成させる穴埋め問題です。さっそく読んで活用しましょう。

Spare the (  ) and spoil the child.

A: time

B: journey
C: rod

 

空欄の穴埋めをしよう

「かわいい子には旅をさせよ」と同じ趣旨をもった英語のことわざは何でしょう。大切な我が子だからこそ、世間に送り出してたくましく成長させよう、という日本のやさしい発想とは異なり、かつての英語圏の考えはもっと物騒なものでした。空欄に当てはまる正解の単語は C の rod、つまり「むち」です。そのまま直訳すると「むちを惜しんで子どもをだめにせよ」ですが、これは逆さまの言い方で、子どもを甘やかすとだめになるから、そんなことはするな、というニュアンスの格言。spare と spoil が韻を踏んでいるのが特徴です。spare は、形容詞ですと spare tire (スペアタイヤ) でもお馴染みの「予備の」という意味を表しますが、動詞としては「惜しむ、節約する」の意味があります。たとえば spare no expense (費用を惜しまない、出費をいとわない) などと表現できます。また、時間や人手を「割く、分け与える」の意味もありますので、Can you spare me a minute? で「ちょっとお時間をもらえますか」とたずねる文になります。一方、spoil は「甘やかす、だめにする」。ポジティブに「大切に扱う」という意図でも使えますので、客に向かって Spoil yourself. と言えば「遠慮なく楽しんでください」ということです。

【意味を確認】
むちを惜しむと子どもがだめになる
A: 時間
B: 旅
C: むち

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

Boys will be (  ).
A: boys
B: old-fashioned
C: ambitious

▶子どもにまつわる英語圏のことわざをもう一つ紹介しましょう。これは「男の子がやんちゃなのはしょうがない」ということを言っている格言なのですが、空欄に入るのは A の boys です。つまり、Boys will be boys. となります。この場合の will は未来ではなく、「いつもそうする」という習性を表しており、Accidents will happen. (事故は起きるものだ) のように使われます。男の子はいつだって男の子なのだから、やんちゃで騒がしいのも当たり前、驚くに値しない、という意味合いです。ちなみに、選択肢 C の ambitious は「野心のある、大望を抱いた」。Boys, be ambitious. (少年よ、大志を抱け) というフレーズが知られていますが、これは西洋のことわざではなく、日本人の教え子たちにクラーク博士が残した言葉ですね。

【意味を確認】
男の子はやんちゃなものだ?

A: 男の子
B: 昔かたぎの
C: 大望を抱いた

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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