毎日Eトレ!【1174】最善を望み、最悪に備えよ

デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「最善を望み、最悪に備えよ」「準備しておこう、いつかチャンスが訪れる」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

注目記事

小学校から英語の授業が始まりました。
教科書の勉強だけではなく、海外の講師と話すのも良いのではないでしょうか?
Cheer up! Englishでは話題の子どもオンライン英会話をご紹介!

詳しくはこちらのページへ!

 

Hope for the best and prepare for the worst.

最善を望み、最悪に備えよ

 

"prepare" を使った英語の名言

今回ご紹介するのは、英語のことわざ。物事が良い方向に進むことを期待しつつも、悪い状態に向かうことを想定して万が一の事態に備えようという教えです。prepare for ... は「~に備える、~の準備をする」というイディオム。たとえば、Nobody was prepared for the pop-quiz in math class. で「数学の授業での抜き打ちテストの準備を誰もしていなかった」という意味になります。会話では Are you prepared for the exam?(テストの準備はできてる?)▶ Yes, I've studied a lot.(うん、たくさん勉強したよ)のように使うことができるので、親子で会話の練習をしてみましょう。ちなみにprepareという動詞は、My mom usually prepares dinner every night at 6 o'clock.(私の母はたいてい毎晩6時に夕食を準備する)のように、前置詞を伴わず、すぐ後ろに目的語をもってくることもできます。hope for ... は「~を望む」という意味で、The children hoped for a lot of Christmas presents.(子どもたちはたくさんのクリスマスプレゼントを望んだ)のように使います。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

I will prepare and some day my chance will come.
準備しておこう、いつかチャンスが訪れる

▶アメリカの第16代大統領であるAbraham Lincoln(エイブラハム・リンカーン)の言葉です。この文のように、prepare(準備する、用意する)は前置詞を伴わなくても使うことができます。たとえば、He didn’t prepare enough. は「彼は十分に準備しなかった」という意味です。my chance will comeで「私のチャンスがくるだろう、私にチャンスが訪れるだろう」 。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

デイビッド・セイン先生の書籍はこちら!

15時間で速習 英語耳 頻出1660語を含む英文+図で英会話の8割が聞き取れる
発売日:2019/12/27

 

最新の連載をメールでお知らせ

メールアドレス:

「毎日Eトレ!」連載記事一覧 連載トップへ

続きを見る >>

おすすめ記事