毎日Eトレ!【1304】中央銀行デジタル通貨

デイビッド・セイン先生が教える
海外の時事英語

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は海外の時事英語フレーズ「アメリカの中央銀行デジタル通貨は、人々が安全な米国通貨を頼りにできる可能性を秘めた方法かもしれない」です。さっそく読んで活用しましょう。

A US CBDC may be one potential way to ensure that people can rely on the safety of US currency.

アメリカの中央銀行デジタル通貨は、人々が安全な米国通貨を頼りにできる可能性を秘めた方法かもしれない。

 

Central Bank Digital Currency

中国が「デジタル人民元」の普及を目指すなど、国の中央銀行によって発行されるデジタル通貨の動向に関心が集まっています。「中央銀行デジタル通貨」は Central Bank Digital Currency と言い、略して CBDC と呼ばれます。アメリカでも CBDC の導入には賛否両論がある中、米国の中央銀行に当たるFRBの推進派理事が最近、上のような内容の発言をしました。potential way は直訳すれば「潜在的な方法」ですが、potential には「見込みのある」という意味があり、a potential customer (お客になりそうな人、見込み客) のように、可能性を秘めた物事について用います。また、rely on は「〜を頼りにする」という意味で、ここでは CBDC がベースとする the safety of US currency (米国の通貨の安全性) を対象としていますが、rely on one’s memory (自分の記憶を当てにする) や rely on others for anything (何でも他人任せにする) などの使い方もできます。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

Decisions to issue CBDCs could bring important changes to global financial markets.
CBDCを発行する決定は、世界の金融市場に重大な変化をもたらすかもしれない。

▶これも同じFRB理事の発言の一部です。注目は CBDCs という表記で、C のあとに s があるのは、Currencies という複数の「通貨」を指すからです。このように複数形の単語を頭文字で表す場合は、後ろに小文字の s を付けます。2台以上の「電気自動車」を表す EVs (=electric vehicles) や、近ごろ話題の「持続可能な開発目標」SDGs (=Sustainable Development Goals) で同様の表記をしています。なお、decision to ... は「〜する決定」です。たとえば I made the decision not to buy a car. なら「自動車を買わないことに決めた」となります。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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