毎日Eトレ!【1160】共に集うことは始まり、共に過ごすことは進歩
デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「共に集うことは始まり、共に過ごすことは進歩、共に取り組むことは成功である」「率直な意見の相違は、進歩の健全な兆候といえる」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。
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Coming together is a beginning; keeping together is progress; working together is success.
共に集うことは始まり、共に過ごすことは進歩、共に取り組むことは成功である
"progress" を使った英語の名言
8月にも登場したHenry Ford(ヘンリー・フォード)の言葉です。come together(集まる)、keep together(一緒にいる)、work together(協力する)という、動詞 + together のイディオムがリズムよく3回使われています。動詞にingをつけることで「~すること」という意味になります。be動詞のあとにはそれぞれ名詞が続いており、beginningは「初め、始まり」、progressは「進歩、前身」 successは「成功、達成」です。人と集い、協力し合うことの大切さが述べられています。
名詞のprogressは、remarkable progress(著しい進歩)やfurther progress(さらなる進歩)のように形容詞を伴って使うことができます。たとえばAfter two decades of remarkable progress, the world now has the opportunity to eradicate polio. という文章は、「20年の著しい進歩を経て、世界は今やポリオを根絶する機会を得ている」という意味に。また、make progress(進歩する、進展する)のように動詞を伴ったイディオムとして使われることも多く、We’re making steady progress.(私たちは着実に進歩しています)やWe’re making good progress.(私たちは順調に進んでいます)などは、進捗状況などを伝える表現です。さらにprogressは、Things are progressing smoothly.(物事は順調に進んでいます)のように「前進する、進む」という意味の動詞の働きもあるので覚えておきましょう。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
Honest differences are often a healthy sign of progress.
率直な意見の相違は、進歩の健全な兆候といえる
▶インド独立の父として知られるMahatma Gandhi(マハトマ・ガンジー)。穏便に事を進めるために意見の衝突を避けたり、議論を拒んだりするのではなく「異なる意見を受け入れること=進歩につながる」という教えです。honest は「正直な、率直な」、healthy は「健康な、健全な」という意味の形容詞。difference は単なる「違い」だけでなく「意見の相違」の意味もあります。sign of ... は「~の兆候、~の証」というイディオムで、sign of illness(病気の兆候)、sign of an economic slowdown(景気回復の兆し)などのように使います。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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