毎日Eトレ!【1216】シャツの下に着ているものは?《Tの違い英語音声つき》

デイビッド・セイン先生が教える
アメリカ英語とイギリス英語の違い

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回はアメリカ英語とイギリス英語の 衣類に関係する英語の使い方の違いについてです。Tの発音の違いについても英語音声つきで紹介しています。さっそく読んで活用しましょう。

He's wearing a vest under a shirt.

 

[アメリカ人にはこう聞こえる]
彼はシャツの下にチョッキを着ています
[イギリス人にはこう聞こえる]
彼はシャツの下に肌着を着ています

 

米英で使い方が異なる表現

衣類に関係する英語では、アメリカとイギリスとで言葉の使い方に若干の違いが見られます。たとえば「ズボン」を表す単語が異なっています。アメリカ英語では pants と言うのに対して、イギリス英語では trousers を用います。家庭で奥さんが主導権を握ることを、英語圏の慣用表現では「妻がズボンをはく」と言うのですが、これをアメリカでは The wife wears the pants in that family. (あの家では妻が亭主を尻に敷いている) などと表現します。ところが、このような場合にイギリスでは pants の代わりに trousers の語を使います。イギリス英語の pants が意味するのは「下着のパンツ」なのです。日本で女性用のズボンのことをパンツと呼ぶようになったのは、アメリカの言葉づかいが入ってきた結果だと言えるでしょう。また、背広の下に着る男性の「ベスト、チョッキ」は、アメリカでは vest ですが、イギリスでは waistcoat になります。イギリス英語の vest は、シャツの下に着る「肌着」を指します。袖なし (sleeveless) のいわゆるランニングシャツは、イギリスでは sleeveless vest となるのに対して、米語では sleeveless undershirt と言います。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

▶米英には発音の違いもあり、それが際立つのがTの音です。米音では、速く発音すると "n" の後のT音が脱落することがあります。たとえば center は、普通にゆっくり発音すると「センター」ですが、アメリカ人が早口で言うと "t" が抜け落ちて「セナー」になります。international が「イナーナショナル」、twenty が「トゥウェニー」に聞こえるのも同じ現象です。これに対して英音では "t" がきちんと発音されます。もう一つアメリカ英語ならではのT音の特徴は、N音の手前で急停止するようにして消えることです。kittenが「キッン」、curtainが「カーッン」のように聞こえます。サンプル録音を再生すると、これら5単語の米英の音を聞き比べることができます。それぞれ、まず先にアメリカ発音で読み上げられ、その後にイギリス発音が続きます。
1. center (中心)

2. international (国際的な)

3. twenty (20)

4. kitten (子猫)

5. curtain (カーテン)

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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