毎日Eトレ!【1148】年を取るのは仕方ないが、年寄りになる必要はない

デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「年を取るのは仕方ないが、年寄りになる必要はない」「年を取って振り返ったとき、やらなかったことではなく、やったことを後悔したい」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

You can't help getting older, but you don't have to get old.

年を取るのは仕方ないが、年寄りになる必要はない

 

"get old" を使った英語の名言

アメリカのコメディアン・俳優として活躍したGeorge Burns(ジョージ・バーンズ)の言葉です。
can't help+動詞のing形は「~せずにはいられない」「~はどうすることもできない」という意味の定型表現で、抑えられない衝動や自分ではどうにもならないことなどを表現するときに使います。helpは、canまたはcan't、couldまたはcouldn'tを伴うと「~を避ける、やめさせる」という意味になり、can't help+...ing で「〜することを避けることができない」→「〜せずにはいられない」となるためです。つまり、名言に出てきたcan't help getting olderは「年を取るのは仕方がない、年を取らずにはいられない」ということ。ほかにも、I couldn’t help laughing when she told a funny joke.は「彼女がおもしろい冗談を言ったとき、笑わずにはいられなかった」という意味になります。また、I can’t help it. は、相手から何か言われたことに対して「仕方がないよ、どうしようもないよ」という返答になります。決まり文句として覚えておくといいでしょう。get oldは「年を取る」というイディオムです。My parents are getting old.(両親は年を取ってきた)、When I get old, I want to be a YouTuber.(大きくなったらユーチューバーになりたい)のような使い方ができます。
年を重ねる=「若さを失う」「衰え」とネガティブにとらえがちですが、心さえ老いなければ、いくつになっても新たなことにチャレンジしたり、知らない世界に足を踏み入れることができるはず!そんな前向きな気持ちにさせてくれる金言です。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

When I get old and I look back, I want to regret the things I did, and not the things I didn't do.
年を取って振り返ったとき、やらなかったことではなく、やったことを後悔したい

▶この言葉を残した人物は諸説あるようですが、まさに日本語の「やらずに後悔するよりやって後悔する方がいい」という言葉の英語版といったところでしょうか。look backは「振り返る、回顧する」というイディオムです。She looked back on her life with no regrets.で「彼女は後悔のない人生を振り返った」という意味になります。この例文で使われているregret(s)は「後悔、遺憾」という名詞ですが、名言に登場するregretは「後悔する」という意味の動詞なので、品詞の違いに注意しましょう。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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