毎日Eトレ!【1212】ジェントルマンの探し物は?《Tの発音の違い英語音声つき》

デイビッド・セイン先生が教える
アメリカ英語とイギリス英語の違い

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回はアメリカ英語とイギリス英語の違いについてです。Tの発音の違いについても英語音声つきで紹介しています。さっそく読んで活用しましょう。

I'm looking for my braces.

 

[アメリカ人にはこう聞こえる]
歯の矯正器具を探しています
[イギリス人にはこう聞こえる]
サスペンダーを探しています

 

米英で使い方が異なる表現

アメリカ式の英語とイギリス式の英語では、単語の使い方に違いがあります。有名なところでは、「エレベーター」のことをアメリカでは elevator と言い、イギリスでは lift と言うなど、呼び名の異なる場合があります。「サスペンダー」もそんな違いの生じる言葉です。アメリカ人ならズボン吊りを suspenders と言いますが、イギリス人にとっての suspenders とはガーターベルトのこと。ズボン吊りは、イギリスでは braces と呼ばれています。ですので、もし英国紳士がズボンを吊るすサスペンダーを探していたら、I'm looking for my braces. と言うはずです。ところがややこしいことに、この braces はアメリカでは歯列矯正器を指しており、I have to wear braces on my upper teeth. (上の歯に矯正器具をつけないといけない) のような使い方をします。英語という同じ言語を話していても、国が違えば意味が大きく変わるケースもありますので、多様な表現方法をしっかり押さえておきましょう。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

▶アメリカとイギリスの発音で異なる点の一つとして、「T」の音を挙げることができます。アメリカ英語でのT音は、「フラップT」と呼ばれる現象を起こして、日本語のラ行のような音に変化する場合があります。みなさんも get up (起床する) が「ゲラップ」と聞こえたなどの経験があるかと思います。その点、イギリス英語では、基本的にはT音をはっきりとTのまま発音します。次の4つの単語で、米英両者の発音を聞き比べてみてください。それぞれ米音に続いて英音で録音されています。
1. water (水)

2. better (より良い)

3. daughter (娘)

4. bottle (ボトル)


アメリカ英語では母音と母音に挟まれたT音で、こうした音の変化が起きがちです。bottle の場合も、語末のL音が「オ」のように母音的に発音されますので、同じくフラップTが発生します。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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