「ブリームのバッタもん?」
エンジニア英語でどう言う?【223】
会社でイチモク置かれる
ビジネス英語フレーズ

アザラシ型ロボットの“パロ”ってご存知ですか? メンタル・コミット・ロボットと カテゴライズされているようですが老人福祉施設などでの活用を見込まれたセラピー用のロボットです。産業技術総合研究所に展示されていますがぬいぐるみのようで愛らしく本当に癒されます。
It looks like an ersatz bream, doesn’t it?
イット・ルックス・ライク・アナサーツ・ブリーム・ダズンティット?
なんだかブリームのバッタもんって感じじゃない?
こんなフレーズ
ersatzは似せて作った(made in imitation)、人工の(artificial)という意味です。 正規品よりも品質が劣っているというニュアンスがあります。breamはヨーロッパ原産、 コイ科の淡水魚の総称でそのうろこは人造パールの塗料になるんです。 産総研が開発した“パロ”は本物っぽいというよりはぬいぐるみのキュートさを前面に出した感じですがドイツのFesto社が開発した“Smart Bird”のようにリアルなものも! 使用目的などによってリアルさの追求が必要か否かわかれるということですね。
どんな場面で使える?
実験用のfish robotが今ひとつリアルさに欠ける、なにか違和感があると感じた場面での一言を想定してみました。robot engineeringの世界には動物や昆虫の姿や動きを参考にして作られたロボットが数多く存在します。“パロ”や“Smart Bird”のほかにも アメリカで開発された軍用四足歩行の“Big Dog”なども活用が期待されるところです。人が入れないような狭小地や危険区域での作業をロボットにさせることで効率的な活動ができるようになるのです。
これも一緒に覚えよう
Nature has the simplest and most inspiring designs.
(自然は最もシンプルで想像力をかきたてるデザインにあふれています。)
Inspirations could be deduced from looking at the steps of a dog, wings of a bird or the legs of an insect.
(犬の足取りや鳥の翼、昆虫の足などを観察することでインスピレーションがわくのかもしれません。)