TOEIC®学習法の勘違い『英語の長文読解力をつけるには』

TOEIC®のスコアアップを目指すなら英語力を上げる、これ当たり前

単語は覚えた、文法もやった、でもなぜか長文になると正答できない…。そんな時はどうしたらいいのでしょうか。もしかするとそれは、英語力の問題だけではないかもしれません。英語の読解力をアップするにはどうしたらいいか考えてみましょう。

読解力は語学力とは別物

ある語学の専門学校の職員室での会話。ベテラン講師がこう洩らしました。
「読解力なんて、子どもの時から今までどれだけ本を読んだかで決まるんだから、いまさら何もしてあげられない。」

ある意味真実を突いていて怖い言葉です。
本文に出てくる単語は全部分かるが著者の意図が掴めない、そんな学生もいます。

「英語以前の問題なんですよね。」

小手先の技術ではない本当の読解力を身につけるのは、単語を覚えたり文法を理解するよりずっと時間がかかります。長期的に取り組む必要があるでしょう。とはいえ、10年かかるわけでもありません。規則的に勉強したとして、半年はかかると見ておきましょう。

 

読解問題で今日からでも意識するべきこと

読解力は時間をかけて育てる必要がありますが、今日から実践できることもあります。それは難しい単語を覚えることではありません。しょっちゅうお目にかかる基礎的な単語を確実に押さえておくことです。

 

接続詞に注意

but, because, so, for exemple, など、文章と文章をつなぐ言葉に注意しましょう。話し言葉には出てこないtherefore(したがって)however(しかしながら)などの副詞(接続副詞と分類されることもあります)にも注目することです。これらの言葉は、文脈を追うための道標です。butがあれば、次を読まずとも、前に述べてきたことと逆の内容が来ると分かりますし、becauseがあれば、次に知らない単語があっても、前述べたことの理由が書いてあると分かります。

 

代名詞をチェック

it, he, she, they, weなどの代名詞が出てきたら、必ず何を受けているか確認しましょう。heとは誰のことか、itとは何か。日本語なら、「それ」といえばたいてい前に出てきたことを指しますが、例外もあります。英語では

It is not easy to learn a foreign language.

のように、itが後のto以下やthat以下を指す場合も多いですね。代名詞が出てきたらなんとなくやり過ごさず、必ずきちんと何を受けているかチェックしましょう。

 

次回も引き続き英語の読解力のつけ方について書いていきます。 

 

ライタープロフィール●外国語人
外国語としての英語、フランス語、日本語を学生や社会人に教えつつ、通訳・翻訳の経験を積む。新TOEICのスコアは985点。この世界の様々な地域で日常の中に潜む大小の文化の違いが面白くて仕方がない。子育て中。

 

 

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