TOEIC®の勉強を効率よく進めよう・パート3の注意点3
TOEIC®のスコアアップを目指すなら英語力を上げる、これ当たり前
英語のリスニングで聞いた内容を忘れてしまうことはありませんか。覚えておくためにはどうしたらいいでしょうか。ひとつの方法はメモを取ることですが、TOEIC®のようにメモが禁止されているテストもあります。メモを取らないで内容を覚えておくためには、どうしたらいいでしょうか。
リスニングの内容を覚えておくために―自分のことだと思って聞く
人は、自分と関係のないことはすぐに忘れてしまうものです。ですから、自分がその会話の場にいて、話しかけられているというつもりで聞いてみましょう。
自分が話しかけられているということは、相手の言葉にいちいち反応しながら聞くということです。
例えば、ツアーの集合時間が1時間遅くなるとします。自分が申し込んでいたとしたら、どう思うでしょう。人によっては、時間が短くなると全部回れなくなるかもしれないと心配するでしょう。別の人は、早起きしないですむ、とほっとするでしょう。
そのように何かしら感じながら聞けば、集合時間が早まったのか遅くなったのかを間違えることは少なくなります。
数字は覚えにくいですが、例えば
It will take forty-five minutes.
(45分かかります。)
と言われたときに、自分のこととして聞いていれば、30分より長いとか1時間はかからないとイメージするはずで、fourteenやfour hours という選択肢を選ぶことはありません。
リスニングの内容を覚えておくために―映像を思い浮かべる
言葉だけで覚えておこうと思っても難しいですね。目に見えるものなら、映像で覚えておくという手があります。
例えば
The flight was cancelled due to snow.
(フライトは雪のためにキャンセルされました)
と聞いて雪が盛んに降っているところを思い浮かべていれば、すぐに忘れてしまうことはないでしょう。
The customer is dissatisfied.
(お客様は不満です。)
と言われたら、お客様の怒った顔を思い浮かべればいいのです。
リスニングの内容を覚えておくために―言葉の音をそのまま覚えておく
本文を聞きながら日付や曜日をいちいち日本語に訳していると、先が聞き取れなくなるかもしれません。同時通訳することを求められているわけではないので、訳す必要はありません。JuneとかThursdayと聞いてとっさに理解+記憶ができない場合、とりあえず音をそのまま覚えておきましょう。
設問に答えるとき、「ジュンと言ってたから初夏だな」とか「サーズデーと言ってたぞ」と思い出して選択肢を選べばいいのです。
これは、実地でも役立ちます。聞き返せない状況では、とにかく相手の話のテンポについていかなければなりません。そんな場合は音をそのまま覚えて、後で理解するという手もあります。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |