TOEIC®学習法の勘違い
リーディングは全部解くことが重要!?

リーディングパートのスコアUPを

効率的に達成するためのポイント

TOEIC®のリーディングパートで得点を稼ぐには、どんな解き方をするべきなのでしょうか。とにかく全問解かないと高得点は望めないと思っている方も多いようです。
英語コーチとして多くの学習者をサポートしてきた筆者が、本当に効率的なリーディングパートの解き方とはどんなものか、どのように問題と向き合うことか重要かについて語ります。

 

リーディング100問全部解くのが重要!?

TOEIC®の問題数はリスニング100問、リーディング100問。選択式とはいえ、受験英語や英検に比べて多いですね。リーディングの制限時間は75分ですから、かなり急がなくてはなりません。

よく聞かれる質問の一つに、「速く読めるようにするにはどうしたらいいですか?」というものがあります。この質問への答は、現在の実力と目標スコアによって変わってきます。そもそも正答率が低いのに、スピードばかり上げても誤答が増えるだけ。当たり前の話ですが、スコアに繋がるのは正答だけで、何問解いても間違っていたらスコアにはなりません。

人によっては全問解かないで900点以上取る人もいます。
まずは正答率を上げましょう。
解く数が同じでも、正答率が上がればスコアは上がります。

 

 

 

 

part5をどんな風に解いていますか?

時間配分としてよく耳にするのは、part530問を10分で終わらせろ、というもの。
実際には、全体のスコアが800点未満の方に10分で良い結果を出すのは厳しいです。
ある程度文法を学習した方なら、文の構造を見極めることで解ける問題も少なくありません。
サッと構文が取れる場合もあれば、少し時間がかかる場合もあるでしょう。
丁寧に見て正解が出せる問題なら時間を掛ける甲斐があるというもの。
逆に、単語を知らなければどうしようもない問題は、サッとマークして悩まず先へ。
こんな風に進めたとして、12分から15分くらいかかるのではないでしょうか。

 因みに、「構文」と言うと五文型のことだと思う方もいらっしゃいますが、五文型は気にしないでおきましょう。
英文の構造を分類する方法の一つに過ぎません。
七つや八つに分ける学説もあります。
構文を取る時一番重要なのは、主語がどれで動詞がどれか、目的語があるか無いか、ということです。

 

 

part6をどんな風に解いていますか?

part6は16問ということもあり、part5より速くできる人が多いようです。
ただし、これも人によって得手不得手があるので何とも言えません。
確かなのは、part6は単にpart5を長文にしただけではないということ。
空欄のある文だけ見て答えを選んだら、間違える可能性大です。
また、文挿入問題だけは、本文を最後まで読んだ後で選ぶと正解を見つけやすいです。
part6は実力によって10分前後を目安にしましょう。

 

 

part7に飛ばし読みは禁物

part5、6を急ぎつつ丁寧に解き、残った時間をすべてpart7に注ぎ込む。
それがオーソドックスなやり方でしょう。
part 7は全部で54問。
part5、6を20分くらいで終わらせたとしたら、part7で1問につき平均1分くらいかけられます。
これはもちろん長文を読むのを入れた時間です。
平均ですから、もっと速く解ける問題もあれば、時間のかかる問題もあります。
気をつけるべきは、TOEIC®の長文は思わぬところにヒントが潜んでいることが多いという事実。
つまり、飛ばし読み厳禁。
自分にとって正確に読める最高のスピードでタイトルから最後の文まで全部読むこと。
これが原則です。
part7に入った時点で40分を切っている場合、長文に慣れていない人は全問解くのを諦めるのが賢い選択かもしれません。

本文と設問を行ったり来たりする無駄を省くには、先に最初の設問2問程度に目を通してから本文を読み始めると良いでしょう。
読みながら、答が見つかる都度マークしていきます。
長文の長さにもよりますが、半分ほど読んだら次の設問を読みます。
最後まで読まないと分からない問題もあります。

 

 

自分が得意・不得意な問題を確かめておく

全文読んでいたら最後まで解ききれないという方も多いでしょう。
TOEIC®は選択式ですから、なりふりかまわず全問埋めておいた方がお得だというのは確かです。
最後にいよいよ時間がなくなり、手をつけていない問題がまだたくさんあったら?
その時は仕方がないので飛ばし読みでも拾い読みでも何でもしましょう。

要は、990点を目指しているのでない限り、すべての問題に同じように力を入れることはないということ。時間をかけられるところにはかけ、かけられない部分は捨てよ、ということです。

TOEIC®には難易度の異なる問題が混ざっています。
part7にもさまざまな性質の問題が出題されます。
本文が一つのもの、二つ以上のもの、多義語の意味を問う問題、本文の要旨を問う問題、細かい日付や場所を問う問題など。
本番が近づいたら、自分はどんな問題が得意なのか確かめておきましょう。
稼げる問題には必要な時間をかけ、自分がよく間違えるタイプの問題は、今は捨てる(塗り絵=勘でマークしておく)という判断も必要です。

 

 

ライタープロフィール●foreign talker
外国語としての英語、フランス語、日本語を学生や社会人に教えつつ、通訳・翻訳の経験を積む。この世界の様々な地域で日常の中に潜む大小の文化の違いが面白くて仕方がない。子育て中。

 

 

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