TOEIC®の勉強を効率よく進めよう・パート4の注意点
TOEIC®のスコアアップを目指すなら英語力を上げる、これ当たり前

TOEIC®のリスニングで最後にあるのがパート4。これから数回にわたって、パート4の特徴と注意点、攻略するための方法について書いていきます。苦手意識を持っている人も多いようですが、他のパートと比べて特に難しいわけではありません。ぜひパート4でも正答が取れるようになりましょう!
TOEIC®パート4の特徴
パート4が直前のパート3と大きく異なるのは、話している人がひとりであること。そのため、会話というよりはプレゼンテーションや会議、アナウンス、ラジオ番組、留守番電話の録音などが題材となることが多いです。
パート3と同じく、本文ひとつにつき設問は3つ、選択肢はそれぞれ4つずつです。ナレーションの本文は10個なので、質問は全部で30問になります。
パート3では複数の人たちが話し合っているため、急な展開もありますね。パート4は最初から最後までひとりの人が話しているため、途中で急に何かが変わることはありません。ですから、パート4の方がやりやすいという人も多いです。
ただ、同じリズムで同じアクセントの人がずっと話しているため、出だしで話を掴みそこなうと、掴み直す機会がないまま終わってしまう場合もあります。
会話にはあまり使われない硬い表現にも注意
留守電などは別として、大勢の人の前でひとりが話すというシチュエーションが多いため、比較的改まった表現も出てきます。また、関係代名詞などを使った長い文も多く、リスニングの中では書き言葉に近いと言えるでしょう。
対策としては、リスニングの練習だけではなく、書き言葉に慣れることが有効です。また、語彙が不足している人はパート4が難しいと感じるようです。
パート3とパート4、どちらが得意ですか?
TOEIC®のリスニングでは、パート3の方が得意な人もいれば、パート4の方が得意な人もいます。その理由は、上で述べた特徴によるものでしょう。別にどちらかがどちらかより難しいというわけではありません。
英会話に慣れていて、急な展開にもついていける人はパート3の方が答えやすいでしょう。逆に、英文を読みなれている人ならパート4の方が分かりやすいかもしれません。
アクセントの問題
TOEIC®のリスニングでは、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの英語が出てきます。
パート3ではひとつの会話に複数の登場人物がいて、必ず異なる出身国のナレーターが組み合わされるよう構成されています。ですから、イギリス英語が苦手だとか、アメリカ英語が苦手だということがあっても、アクセントのせいで会話全体がわからないということは起こりにくいはずです。
しかし、パート4はなにしろ一人の人がずっと話しているので、苦手なアクセントのナレーターだった場合、話全体が分かりにくくなってしまいます。
なぜミスをしたか自己分析が不可欠
リスニング問題を解いて答え合わせをしたら、なぜ間違えたのか必ず自分で分析しましょう。そもそも音が聞き取れなかったのか、語彙不足か、テーマに不慣れなためか。聞き取れなかった場合、ナレーターの出身国も確認しましょう。同じ出身国でいつも間違えるようなら、そのアクセントが苦手だという可能性もあります。
ライタープロフィール●外国語人 | |
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英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |