TOEIC®学習法の勘違い『試験本番、知らない単語がある、さあどうする?』

TOEIC®のスコアアップを目指すなら英語力を上げる、これ当たり前

語彙の学習には終わりがありません。日本語で読んだり聞いたりしていても、時に新語や知らない言葉に出くわすことがあります。ましてや英語など外国語ですべての単語をマスターするとしたら、膨大な時間がかかってしまうでしょう。では、試験本番に知らない単語に出会った時、どう切り抜けたらいいのでしょうか。諦めないで切り抜けるためのヒントを3点まとめてみました。TOEIC®や英検、TOEFL®、受験などの試験対策としてだけではなく、海外で生活している人や、外国語を使って仕事をしている人が普通に使っている方法です。

知らない単語があっても切り抜ける3つのヒント

わかるはずだと思うこと

これは単なる精神論ではありません。知らない単語に出会った時、わからない、もうダメだ、と思ってしまったらそこでおしまいです。脳の働きにブロックがかかってしまって一歩も前に進めなくなります。まず、同じ人間が書いたものだからわかるはずだと思うことです。取り組む姿勢が変われば、わかっていることを手掛かりとしてなんとか解読しようと脳が働き始めます。

 

構文を捉えれば意味が見えてくる

構文や文法は単なる形で、意味とは関係がないと思っている人が多いようです。そんなことがありえるでしょうか?言葉はコミュニケーションの手段です。意味の伝達と無関係な規則がそんなにたくさん備わっているとは思えません。実際には、構文をきちんと取ると意味が見えてくることが多いです。構文といっても難しく考える必要はありません。最低捉えるべきは「主語+動詞」。基本のキですが、どんなに文が複雑になっても、これができていなければ何もできません。「主語+動詞」が見えれば、文の残りの要素が主語や動詞とどんな関係になっているか見ることができます。

文を切る位置を間違えると意味が取れなくなりますが、構文を見ることでこれを避けることもできます。あれ?と思ったら、切る位置が間違えてないか確かめることです。

 

文脈を掴もう

新TOEIC®は文脈重視になっていると以前の記事でも書きました。TOEIC®だけではありません。実際に英語を使って仕事をする時、または英語圏の国に滞在する時、文脈なしに単語の意味を知っていても何の役にも立ちません。

ある時長文読解のクラスを担当し、最初の授業でこんな実験をしました。難しいキーワードの意味を知っている人と知らない人の差をなくし、純粋に文脈を追う練習をするため、キーワードの部分を消して「X」と書いた上で、プリントを配ったのです。最初はもちろん皆文句を言っていました。学生たちをなだめつつ最後まで読み進め、「では、Xにはどんな意味の単語が入りますか?」と聞くと、ほとんどの人が正しく答えることができました。

基礎的な語彙があり、読解力があれば、知らない単語が多少あっても怖くはありません。こう書くと、「私は読解力をつけるのは面倒だから、ひたすら単語を覚えた方が速い」と思う人もいるかもしれませんね。ところが、文脈を追うことができないと、単語が全部わかっても意味を取ることはできないのです。事実、「私は日本語でこれを読んでもわかりません。」と言う学習者は少なくありません。文脈力は必須です。文脈力、読解力のつけ方についてはまた別の記事で書きたいと思います。

 

最後に―基礎的な語彙は確実に覚えておこう

わからない部分を推測するためにも、基礎的な語彙は必要です。難しい単語をたくさん覚えようとするより、本当に頻出の単語を例文とともにマスターしておきましょう。また、文と文を繋ぐ接続詞は文脈を捉える上でも重要です。日常会話には出てこない接続副詞、thereforeやhoweverも押さえておきましょう。

 

ライタープロフィール●外国語人
外国語としての英語、フランス語、日本語を学生や社会人に教えつつ、通訳・翻訳の経験を積む。新TOEICのスコアは985点。この世界の様々な地域で日常の中に潜む大小の文化の違いが面白くて仕方がない。子育て中。

 

 

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