TOEIC®の勉強を効率よく進めよう・パート4の注意点2
TOEIC®のスコアアップを目指すなら英語力を上げる、これ当たり前
パート4の注意点の2回目です。前回はパート4の特徴として、複数の人が話すパート3との違いを主に述べました。今回は特に注意すべき表現についてまとめます。パート3と共通する部分もあります。
TOEIC®パート3とパート4に共通する設問
パート3は複数の人たちが話し合っている、パート4はひとりの人が話すという違いはありますが、パート3と4にはもちろん共通点も多いです。
どちらも似たような設問があります。例えば、パート4によく出る次のような質問。
What does the speaker ask the listener to do?
(話し手は聞き手に何をするよう求めていますか。)
これはパート3の次のような質問にそっくりです。
What does the man ask the woman to do?
(男性は女性に何を頼んでいますか。)
どちらも、please ~, can you ~, could you ~などの表現を聞き逃さないようにすることが必要です。
他にも、パート3と共通する注意すべき表現があります。
I’m sorryやI apologize
「すみません」という謝罪表現なので、問題が起きたサインとなります。
A want B to ~, A would like B to ~
「AはBに~してほしい」
I’ll ~, He’ll ~など
「(これから)~します」と意志や未来を表すので、この後話し手やほかの人が何をするかわかります。
また、図表問題の注意としてパート3で述べたことはパート4にもあてはまります。
パート4特有の注意すべき表現
パート4が苦手だと感じている人は、よく次のような点を挙げます。
パート4では、ひとりの人が最初から最後まで同じリズムで話しているため、冒頭でつかみ損ねると最後までそのまま行ってしまう!
ひとりの人が話しているとはいえ、意味の切れ目はあります。接続詞が聞こえたら、話を掴み直すチャンスです。
now,(さて)、by the way(ところで)、what’s more(さらに)、therefore(したがって)、however(しかしながら)、そしておなじみのso, but などが聞こえたら耳をピンと立てましょう。
また、大切な要件を述べる前の表現として、
X announce that~ (~を発表いたします)
The point is that~ (重要なのは~)
I’m happy to say~ (~と申し上げるのをうれしく思います)
などがあります。
留守電のメッセージなら、
I’m calling to say~(~と申し上げるためにお電話いたしました)
Just calling to say~(ただ~が申し上げたくてお電話いたしました)
などの後に主な要件が来るでしょう。(そういえば、I just called to say I love you.というスティービーワンダーの歌もありましたね)
このような表現が聞き取れたらチャンスです。それまで話が掴めていなかったとしても、気を取り直して集中しましょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |