英検®はここに注意しよう! 3級の傾向と対策 ライティング
攻略ポイントはここ! 英検®合格への道しるべ
3級から英検®に加わるライティング。初めてでよくわからないという人も多いでしょう。今回は、英検®のライティングを初めて書く人のために、どんな質問が出るのか、どうしたら高得点を得られるかについて解説します。
英検®3級一次試験の中でライティングの配点割合は?
リーディング、リスニング、ライティングの3つの技能が測られる英検®の一次試験。配点としては、それぞれの技能が3分の1ずつとなっています。つまり、ライティングは1問のみですが、配点割合としては全体の3分の1ということ。ライティングを甘く見てはいけません。しっかり対策しておきましょう!
英検®3級のライティングはどんなもの?
英語で与えられた質問に対して、意見とその理由を2つ書くのが英検®3級のライティングです。
質問は外国人の友達から問われたと仮定したもので、内容も普段の生活の範囲です。
ただし、きちんとした書き言葉を使い、理由と結論が論理的に繋がるようにしましょう。
長さは25~35語を目安にするよう指示されます。「目安」なので、少し足りなかったり、出てしまったりしても気にすることはありません。
英検®3級のライティングにはどんな質問が出るの?
過去には次のような質問が出ました。
Do you often use a bike in your free time?
意味:あなたは自由時間によく自転車を使いますか。
Which do you like better, swimming or skiing?
意味:水泳とスキーではどちらの方が好きですか。
Where do you like to go shopping?
意味:あなたはどこに買い物に行くのが好きですか。
ライティングの採点基準
採点は4つの観点から行われます。
1 内容
2 構成
3 語彙
4 文法
1~4の項目は、それぞれ同じ配点です。これを見て明らかなように、英語の語彙と文法が完璧でも、ライティングとしては半分しか得点できないということです。
ただ、内容といっても、何か高尚なことを書かなければいけないというわけではありません。一番大切なのは、質問に対して答えようとしているかどうかです。
当日どんなテーマが出題されるかは誰にもわかりません。だからといって、予め用意しておいた正しい英文を書くのは禁物です。質問への答えになっていなければ0点になることもあります。
落ち着いて質問を読み、必ず聞かれたことに答えましょう。
上の例で言うと、
Do you often use a bike in your free time?
という質問に対して、新しく手に入れた自転車について書いたり、自転車を買うためにお小遣いを貯めたことを書いたりしても、質問への解答にはなりません。
また、質問には「自由時間に」とあるのに、通学に自転車を使うと書いても、聞かれたことからずれてしまいます。
構成を予め決めておく
問題を見る前に書く内容を決めることはできませんが、構成を決めておくことはできます。当日はその構成に合わせて意見と理由を書いていけばいいのです。次のような構成で書けば、採点者にもわかりやすいでしょう。
1 立場を明確に書く(yes/no, 賛成/反対など)
2 理由1
3 理由2
4 結論
4は1の繰り返しになります。3級のライティングは短めなので、4はなくてもいいでしょう。
次回は、実際にどのように書いたらいいのか、また、使いたい英単語や表現を思い出せない時はどうしたらいいのか考えてみましょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |
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