英検®はここに注意しよう! 準1級の傾向と対策 – 二次試験面接
攻略ポイントはここ! 英検®合格への道しるべ
一次試験に受かるといよいよ二次試験、面接です。英検®の二次試験合格率(一次試験に受かった人が二次試験に受かる確率)は一般に高めです。しかし、油断は禁物ですね。特に準一級は二級までとは異なる点もあるので、注意してください。今日は面接の全体的な流れを見てみましょう。
英検®準1級 - 二次試験の流れ
面接の流れは2級や準2級とだいたい同じです。
受付を済ませて待合室で待機し、順番が来たら、係員に案内されて面接室へ向かいます。
この時、荷物は全部持っていきます。
待合室に戻ったり、まだ面接を受けていない受験者と話をすることはできないからです。
面接委員が待っている部屋に入り、試験を受けてから出るまでは、すべて英語でコミュニケーションを取ります。
入室したら、相手の顔を見てHelloとあいさつするのを忘れずに。
面接委員にMay I have your card, please? と言われたら面接カードを渡しますが、この時も一言、Here you are.と言いましょう。
Please have a seat.と言われてから、Thank you.と言って座ります。
面接委員が先に名乗ってから、May I have your name?と名前を聞いてくれます。
My name is…やIt’s…などを使って、文で答えるようにしましょう。
受ける級の確認として、This is the Grade Pre-1 test, Ok?と聞かれます。
OKやYesで答えてください。
その後、一般的な会話が交わされます。
簡単な自己紹介くらいは用意しておくといいですね。
今後の予定や最近したことなども聞かれるかもしれません。
短い会話が終わると、Here’s your card.と問題カードが手渡されます。
Thank you.と言って受け取りましょう。
英検®2級と準1級の二次試験の違い
問題カードには、4コマ漫画のような絵が描かれています。
2級までは、絵の他に説明文が印刷されていました。
説明文の音読も採点の対象でしたが、準1級には音読はありません。
その代わり、イラストの説明が長くなっています。
考える時間は1分。
その間は声を出さず、メモも取りません。
準備の1分が終わると、説明を始めるよう求められます。
話す時間は2分間です。2分が過ぎると、最後まで説明できなくても終了となります。
面接委員からの4つの質問
次に、面接委員から4つ質問されます。
最初の質問は問題カードに関するもので、カードを見ながら答えてかまいません。
2問目以降は問題カードの内容とは関係ないので、カードを裏返して机に置くよう指示されます。
質問は、英検®のライティングで出るような内容で、さまざまなトピックについて意見を求められます。社会問題なども含まれています。
どんな意見でも構いませんが、一言答えて終わりではなく、理由を付け加えるようにしましょう。
3つの問いに関連はなく、ひとつひとつ独立した質問になっています。
退室まで気を抜かないこと
4つの質問が終わると、That’s all. Could I have the card back, please? と言われます。
終わった安心感で何も言わずに渡したりせず、Here you are.を忘れずに。
You may go now.と言われたら、Thank you. Good-by.とあいさつしましょう。
ドアの外に出たら、解放です。ため息をつくなり、ガッツポーズを取るなり、ご自由に。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |
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