英検®はここに注意しよう! 準1級の傾向と対策
攻略ポイントはここ! 英検®合格への道しるべ
英検®も準1級になると、大学入試や単位認定で使える大学が多くなります。また、履歴書に書いて有利になることもあるでしょう。今回は、準1級の難易度と構成についてご紹介します。
英検®準一級の難易度と合格率
準一級はレベルとしては、大学中級程度とされています。
といってもあまりピンときませんね。
単純に語彙数で比べると、英検®二級が4000~6000語くらいで準一級は7500~9000語くらいと言われています。
二級合格からさらに大きなステップを踏まなければならないということです。
スコアでいうと、満点2250点中、合格ラインは1792点。これは単純に正答数では計算できないので注意が必要です。
合格率は、受験者総数のうち合格者は15%~16%。これも2級の30~35%に比べると約半分ということですね。
英検®準一級の構成
英検®準一級は一次試験(リーディング、ライティング、リスニング)と二次試験(対面でのスピーキング)に分かれ、一次試験に合格した人だけが二次に進むことができます。
時間は一次試験の筆記(リーディングとライティング)が90分、リスニングが約30分で合計約2時間。
二次試験の目安時間は約8分です。
英検®準一級のリーディング
リーディングは大きく三部に分けられます。
第一部の短文穴埋めが25問、第二部の長文穴埋めが6問、そして第三部の長文内容一致問題が10問、合計41問です。
リーディングはすべて四択の選択問題です。
英検®準一級のライティング
ライティングは一問だけで、与えらえたトピックに関して120~150語で英作文を書くというものです。
問題は一問だけでも、内容、構成、語彙、文法の四点から採点されます。
英検®準一級のリスニング
リスニングテストは大きく三部に分かれます。
第一部の会話の内容一致問題が12問、第二部の長文内容一致問題が12問、そして第三部のReal-Life形式の内容一致問題が5問です。
Real-Life形式とは、実際の生活の場面で聞く英語のことです。町中のアナウンスや携帯のボイスメールなどの形式を取った問題が出ます。
英検®準一級は四技能を問われる
一次試験が終わって模範解答が発表されると、自己採点でリーディングとリスニングの出来が分かります。
そこで、結果が来る前に受かったとか落ちたという人がいるのですが、その通りになるとは限りません。
自己採点ではわからないライティングのスコアが入っていないからです。
配点は、リーディング、リスニング、ライティングのそれぞれが750点ずつと、同じ重みをもっています。
ですから、リーディングとリスニングで失敗したと思っても、ライティングでカバーできているかもしれませんし、逆に、リーディングとリスニングがよくできたと思っても、ライティングの出来が悪いと合格ラインに達しないということもあり得ます。
一次試験に合格すると、二次試験でスピーキング能力を問われることになります。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |
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