英検®はここに注意しよう! 2級のライティング

攻略ポイントはここ! 英検®合格への道しるべ

英検®2級の一次試験には、リーディング、ライティング、そしてリスニングがあります。前回と前々回ではリーディングについて書きました。ライティングが不安だという方も多いようですね。今回は英検®2級ライティングの傾向と攻略法について解説します。

英検®2級のライティング問題

2級のライティングでは、Topicに関する意見とそのふたつの理由を書くよう求められます。

Pointsとして、意見を書く上でキーワードとなるような語句が3つほど与えられています。

3つのポイントを使うのは義務ではありません。すべて使わなければ減点されるというものでもありません。むしろ、限られた時間でテーマに即した英文を書くためのヒントと捉え、ひとつかふたつ使うのが得策でしょう。

TopicやPointsには、2級を受けるレベルの人にとって難しい語彙は含まれていません。ライティング能力を問うわけですから、それ以前のところでひっかからないようにという配慮だと思います。

語数は目安として80100語「程度」ということになっているので、少々足りなかったり超過していても問題はないでしょう。

 

与えられたテーマから離れない

Topicの最後は

Do you agree with this opinion?

という文で締めくくられていることが多いです。書く時は賛成か反対かという立場を明確に示しましょう。

聞かれたことに答えていない場合は0点になる可能性もあります。つまり、文法やスペリングが完璧でも、Topicと関係ないことを書いたら1点も取れないということです。

 

テンプレートを決めておく

短い時間で分かりやすい英文を書くために、あらかじめ構成を決めて練習しておくといいでしょう。

例えば、次のようなシンプルな構成です。

1 賛成か反対かを述べる。
例) I agree/disagree with the idea. 

2 ひとつ目の理由を述べる。
例)
First of all, …
Firstly, …

3 ふたつ目の理由を述べる。
Second, …
Secondly, …

4 結論
In conclusion, …
To conclude, …

構成を守ることで、他人が読んで伝わりやすい文章になります。
結論には新たな理由を入れたりしてはいけません。最初に書いた立場を違う表現で繰り返すことができるといいですね。

 

内容を決めてから書く

内容、つまり反対か賛成か、それはどんな理由からかということは、書き始める前に考えておきましょう。英検ではメモを取ることもできるので、英語でも日本語でもいいですから、箇条書きに書いてみてもいいでしょう。

 

自分が英語で書ける内容にしておく

母語でなら複雑なことが書けても、外国語となるとなかなかそうはいきません。

たとえ英語で複雑な内容を読めるとしても、自分で同じレベルの文章を書くのは難しいものです。

何も調べないで正しい英語で書ける内容にするのが基本です。

 

理由から考えた方が無理なく書ける

英検®は言うまでもなく、英語のテストです。ライティングで自分の意見を書くといってもそれは変わりません。自分の信条を主張するために英検を受ける人はいないと思います。ライティングは英語で論理的な文章を書く訓練の場です。

うまく書くコツは、理由から考えることです。

与えられたトピックについて、自分がどんな理由を英語で書けるか箇条書きにしてみましょう。その後で、その理由なら自然な流れとして賛成の立場になるか、反対の立場になるかを見てみます。

つまり、先に意見を決めるのではなく、自分が英語で書ける理由に応じて意見を決めるという手順です。

 

論理的な繋がりは母語で確かめた方がいい

英語で書くのだから英語で考えた方がいい面もありますが、英語で書きなれていない人が英語だけで考えていると、論理的に甘くなってしまう場合があります。
日本語に直してみればうまくつながらないことが簡単にわかるのに、外国語である英語だとおかしな文章を書いてしまうのです。

全部書いてから直すのでは大幅な時間のロスになりますが、構成段階なら修正も容易です。日本語で構成をチェックしておきましょう。

 

英検®2級ライティングのトピック

出題されるトピックは、今の社会でよく話題になる内容が多いです。例えば、集合住宅にもっとペットを受け入れた方がいいか、若い人が早くから将来のキャリアについて考えるべきか、寿命は将来さらに延びると思うか、など。

日本語なら難しく考えないでもおしゃべりできる話題ばかりです。普段から自分の意見を英語で言ったり、それぞれの立場のさまざまな理由を考えたりしておくと、当日あまり苦労しないで書けるでしょう。

 

役立ちそうな表現を集めておく

英検®のリーディング問題を勉強しているときも、ライティングに使えそうな表現があれば抜き出してメモっておくといいでしょう。それを使った自由作文を書くと良い練習になります。

例えば、2020年第三回の長文問題2A。最初の段落だけ見ても、

Recently, …(最近)
Unlike … (~と違って)
Some cycling fans think …(~だと考えるサイクリングファンもいる)
Nevertheless, …(それにもかかわらず、)
In fact …(実際、)

など、便利な表現が並んでいます。

英語の4技能はどれも関連があります。リーディングを勉強しながらライティング対策もできたら、お得ですね。

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

外国語人の英語学習コラム一覧はこちら≫

 

 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。


おすすめ記事