毎日Eトレ!【1314】環境分野のフレーズ
デイビッド・セイン先生が教える
IELTSやTOEFLのアカデミック問題でおさえておくべきフレーズ
英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回はIELTSやTOEFLのアカデミック問題でおさえておくべきフレーズ「ペットボトルが分解するのに約450年かかると推定されている」です。さっそく読んで活用しましょう。
注目記事
小学校から英語の授業が始まりました。
教科書の勉強だけではなく、海外の講師と話すのも良いのではないでしょうか?
Cheer up! Englishでは話題の子どもオンライン英会話をご紹介!
詳しくはこちらのページへ!
It is estimated that it takes approximately 450 years for a plastic bottle to decompose.
ペットボトルが分解するのに約450年かかると推定されている。
プラスチックの分解
英語圏への留学に必要な検定試験 IELTS や TOEFL では、様々な分野のアカデミックな文章が用いられます。よく出題される環境分野のフレーズもしっかりとおさえておきたいですね。decompose は「(化合物などが)分解する」という意味の動詞で、プラスチック製品による海洋汚染の問題などに関連して使われることも多い単語です。compose が「構成する」を表し、be composed of の形で「〜から成る」の意味になりますので、decompose はその反対に、元の構成要素へと分かれていくことを表します。熟語の break down に言い換えることも可能です。なお、〈it takes A for B to do〉は「Bが〜するにはAがかかる」というおなじみの構文です。IELTS などでは複雑な文構造が出てくることが多いので、まずは簡単な構文から復習しておくとよいでしょう。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
Reducing plastic waste is a key step for modern society to become more ecologically friendly.
プラスチック廃棄物の削減は、現代社会が環境にやさしくなるための重要なステップだ。
▶動名詞 reducing は「(〜を)削減すること」で、後ろに目的語 plastic waste が続いています。waste は「廃棄物」を表す単語で、garbage「生ゴミ」、trash「くず」などと同様に不可算名詞です。be 動詞のあとは〈A for B to do〉の形になっていて、「Bが〜するためのA」という意味です。基本の構造ですので、よく再確認しておきましょう。ecologically friendly は「環境上やさしい」。どちらの単語にも -ly がついていますが、ecologically は副詞、friendly は形容詞という違いがあります。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
デイビッド・セイン先生の書籍はこちら!